鶴見岳_伽藍岳
 
鶴見岳・伽藍岳 由布岳より 2013年2月3日 気象庁撮影 右端が鶴見岳、左奥が伽藍岳

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 別府市の背後、東西にのびる別府地溝内に、南北5kmにわたり溶岩ドーム群が連なり、鶴見岳はその最南端。 火山群の岩石は安山岩〜デイサイト。鶴見岳は厚い溶岩流の累積からなる。鶴見岳山頂北側に噴気孔があり、また火山群北端の伽藍岳には強い噴気活動がある。火山群の東麓の扇状地に別府温泉群があり、特に扇状地南北縁、山地との境界部には多数の沸騰泉・噴気孔等が分布する。構成岩石のSiO2量は56.7〜64.9 wt.% である。

 
[ リンク集 ]
 

 
[ 概要2 ]
 
・以下は「日本の火山噴火」(※)からの引用です。
 
 別府市の背後にある別府・島原地溝帯の中に溶岩ドーム群が連なり、その最南端に鶴見岳が、北端に伽藍岳がある。後者では1995年に新たな泥火山が生成するなど活発な噴気活動が続いており、観光客は十分な注意が必要だ。
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 大分県別府市の背後にある別府・島原地溝帯の中に、南北5kmにわたって溶岩ドーム群が連なっている。溶岩ドーム群のうち、鶴見岳はその最南端で、標高は1375m。伽藍岳は北端にあって標高は1045mである。
 伽藍岳の山頂部の直径約300mの火口地形の内側では、1995年に新たな泥火山が生成するなど、現在でも活発な噴気活動が続いている。
 2003年には、気象庁の見直しによって、活火山として新たに加えられた。なお気象庁では火山としては鶴見岳とあわせて「鶴見岳・伽藍岳」と呼ばれている。
 常時観測火山の1つであり、2007年から、噴火予報と警報の発表を始めた。
 この火山群の東麓の扇状地に日本最大の温泉都市、別府温泉群がある。(後略)
 
※「日本の火山噴火」(島村英紀著:秀和システム:2017年4月1日)

 
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