【記事77510】噴火予知(岩手山)(「大噴火が少なすぎる近年の日本」講演資料#47)(島村英紀2018年11月24日)
 
【島村】1998年9月3日に岩手山の南西約10kmでM6.2の直下型地震がありました。その後、地震活動が高まりました。しかし、1999年になって地震活動治まりました。しかし、1999年6月になって噴気は増えました。微動と低周波地震は続いているので、まだ噴火するかもしれないという事になりました。結局2002年から2003年をピークにして、6年越しだったのですが、地震活動はしだいに少なくなって、結局は噴火しなかった。これは地下で何が起きていたか分かりません。前兆らしきものがあったとしても、噴火はしないという例となります。このような事は岩手山だけにかぎりません、他の火山でも有り得ます。
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