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九電社長、電気料金値上げ示唆 川内原発差し止め決定なら


 九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の運転差し止めを求めた仮処分申請の即時抗告審について、九電の瓜生道明社長は3月31日の記者会見で、差し止め決定が出た場合には「それなりの判断をせざるを得ない」と、電気料金の値上げを示唆した。

 仮処分は2014年5月、鹿児島、熊本、宮崎の住民12人が鹿児島地裁に申請。地裁は昨年4月の決定で申し立てを却下。住民側は即時抗告し、福岡高裁宮崎支部が4月6日に決定を出す。

 瓜生社長は「差し止めとなれば相当大きな経営ダメージ。お金が借りられなくなれば、電気をお届けできなくなる」と述べた。九電は昨年8月以降に川内1、2号機を再稼働し、16年3月期は5年ぶりの最終黒字の見通し。2基が停止すれば、月100億円の収支悪化が見込まれるという。

 原発再稼働をめぐっては、大津地裁が3月9日、関西電力高浜3、4号機(福井県)の運転差し止めを命じる仮処分決定を出した。

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