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高浜原発異議審は半年超の可能性 福井県内の再稼働は当面困難か

 大津地裁の運転差し止め仮処分決定を受け関西電力高浜原発3号機(福井県高浜町)が10日、運転を停止し、県内原発は再び「稼働ゼロ」となった。関電は不服申し立てをする方針だが、異議審は少なくとも半年程度はかかるとみられ3、4号機の停止は続く。2基とともに関電が早期の再稼働を目指す大飯3、4号機(同県おおい町)も年内は厳しい見通しで、県内の原発は当面動かない状態が続く可能性が高い。

 関電は9日の大津地裁決定を不服として、異議と決定効力を一時的に止める執行停止を同地裁に申し立てる方針を示している。不服申し立てが認められ、決定を覆さない限り、法的に運転ができない状態が続く。

 仮処分は通常の訴訟で争うと日数を要するため、当事者の権利を守るため暫定的に行う手続きで、決定は即時効力を発揮する。不服申し立ての審理期間中も効力は継続する。

 高浜2基を差し止めた昨年4月の福井地裁決定が出たときも、関電は執行停止と異議を申し立てた。執行停止は却下されたが、同12月に異議審で決定が取り消された。いずれも別々の裁判官が審理を担当し、執行停止に約1カ月、異議は約8カ月かかった。

 滋賀県の住民側弁護団は、執行停止が認められる可能性は低いとみて、福井地裁と同様の流れになるとしている。石川賢治弁護団事務局長は「決定は関電の主張、立証が足りないという内容。おそらく規制委に提出した書面やデータなど具体的に主張してくるだろう。少なくとも半年から1年はかかるはず」との見方を示した。

 異議の決定に対して不服があれば、関電も住民側も上級審の大阪高裁に保全抗告することになる。さらに不服ならば、最高裁への特別抗告などもある。また、関電は住民側に通常の訴訟を起こすよう裁判所を通じて求める「起訴命令」という手段もある。

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