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新連載−柏崎刈羽原発反対と新潟県泉田知事路線・その1 泉田新潟県知事の知事選不出馬表明を喜ぶ原子力規制委員会 泉田知事の「福島の検証なくして再稼働はありえない」が 一番耳に痛かった規制委員会 メルトダウン5年間隠していた東電のウソを新潟県(技術委員会)が追及し白状させた 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)

◎新潟県泉田知事が4選不出馬を表明した明くる日8月31日の田中委員長記者会見で、新潟日報記者が質問し田中委員長は「私どもとしては無関係」と答えた。

○記者 新潟日報のナガノと申します。
 …泉田知事の関係でちょっと追加でお伺いしたいのですけれども、先ほど所感は特にないということでしたが、泉田知事も原子力防災、SPEEDIの使い方ですとか、原子力防災について、規制委員会、特に田中委員長個人も挙げることはありますけれども、かなり厳しく批判してきた経緯もありますが、そういう点で、知事をやめられるということについてどう思われているか教えてください。
○田中委員長 知事がやめるというのか、選挙に出るか、出ないかということと、SPEEDIを使うか、使わないかということは、これは私どもとしては無関係のことで、SPEEDIを防災の判断に使うということは非常に大きなリスクを伴うから、もう使わないということで、実測データに基づいてやりますということはもう御案内のとおりですので、我々の考え方としては変わらないということだと思います。
記者 ありがとうございました。

◎「無関係」は大嘘である。両者の関係を思い出すまま並べてみる。
○「新潟県原子力発電所の安全管理に関する技術委員会」は目の上のたんこぶ
・技術委員会が規制委批判:フィルターベントの設備と性能の指摘、柏崎刈羽原発再稼働の前に福島第一原発事故の検証・教訓を生かせ、「メルトダウン」5年間隠し追及・実質的に現在公的に存在する唯一の「福島第一原発事故調査機関」
○柏崎刈羽原発の審査
・2013年7月5日、東電社長に「新規制基準」施行時の柏崎刈羽原発の再稼働申請を厳しく「地元の事前了解を受けずに、再稼働申請を するのか」「命より経営を優先するのか」と厳しく追及・規制委は当初は「あれはあれこれはこれという訳にはいかない」と言いながら、今や柏崎刈羽6,7号機を優先審査(おかしいぞ!)
「あれ」は、東電福島第一原発事故を指す。「これ」は、東電柏崎刈羽原発を指す。「あれ」の補償も汚染水流出も事故の収束も終わらないのに、「これ」=柏崎刈羽原発の審査開始=再稼働OK、というわけにはいかないというイミ。が「当初のまともな発言」が今や、「柏崎刈羽原発の優先審査」へと改悪された。ひどい!原子力規制委員会の背信・ウソつきの証拠である。
○泉田知事とヤツコ前米NRC委員長との対談(2014年3月)
ヤツコ氏談:米国では事前に避難計画を立て訓練されていないと原発を稼働できない。(日本の原子力規制委員会とは大違い−日本がおかしい)
○田中委員長は泉田知事からの再三の面会要請を拒否
新潟県の泉田裕彦知事は(2013年4月)22日、同県が独自に設置した東京電力福島第一原発事故の検証委員会の議論を受けた要請をするため、原子力規制庁の池田克彦長官と面会した。泉田知事は原子力規制委員会の対応を批判し「なぜ田中俊一委員長が会わないのか」と、不満を伝えた。(2013年4月の報道)
○田中委員長は全国知事会代表ゆえやむを得ず泉田知事と面会(2015年8月24日)
泉田知事は次のように厳しく規制行政を攻めた。
・現行の法体系に整合性がなく実施が困難
・ヨウ素剤配布の為にはSPEEDI活用を
・全国知事会との定期的会合要請
・テロ対策もできていない
・250mSv被ばく労働を強いることはできない

◎泉田知事の不出馬表明を、田中委員長はじめ多くの「原子力マフィア」が喜んでいるに違いない。福島と新潟と東京とつながって巻き返さねばならない。

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