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原発の耐震「連続M7想定外」 大飯差し止め訴訟、原告主張

 京都府や滋賀県などの住民が、関西電力大飯原発(福井県おおい町)1〜4号機の運転差し止めなどを求めた集団訴訟の口頭弁論が14日、京都地裁(堀内照美裁判長)で開かれ、住民側は4月の熊本地震を例に出し、「原発の耐震基準は、マグニチュード7クラスの大規模地震が連続して発生した場合を想定していない」と主張した。
 住民側は熊本地震に関し、「一連の地震活動で震度7が2回観測されたのは日本で初めてだ」と説明。さらに同地震を起こした活断層が実際は想定よりも長かったとし、「活断層の長さは地震の規模を決める重要な要素だが、地中や海中にある。大飯原発周辺の活断層も過小評価している可能性がある」と指摘した。
 被告の関電は、「高い耐震性を備えた非常用ディーゼル発電機があり、原子炉の安全は確保できる」と、基準地震動未満でも炉心損傷の危険性があるとの住民側主張に反論する準備書面を提出した。被告の国からは準備書面の提出はなかった。

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