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第2原発建屋に水たまり 福島県沖地震で、東電公表2日遅れ

2016年11月25日 08時05分
 東京電力は24日、本県沖を震源とする22日の地震で、福島第2原発2〜4号機の使用済み核燃料プール内の水が漏れていたことを明らかにした。東電は地震発生当日、同2〜4号機で漏えいによる水たまり計11カ所(約485リットル)を確認していたが、公表は2日遅れとなった。公表しなかった理由について東電は、福島民友新聞社の取材に対し「第2原発は通報案件ではなかった」と説明している。
 東電は、使用済み核燃料プールの水が地震の揺れにより、プール上部にある配管を通じて流れ出たとみている。漏れた水の放射性物質濃度は、最大で1リットル当たり1万8600ベクレルだった。建屋外への流出はないとしている。このほか、制御棒などを保管するプール「サイトバンカー」からも約40リットルの水が漏れた。
 今回の地震では、第1原発の使用済み核燃料を保管する共用プール建屋のプールの水が地震の揺れで漏れたことが公表されているが、第2原発の使用済み核燃料プールから水が漏れた同様の事案は地震発生当日には公表されなかった。
 東電は、第1原発との公表基準の違いについては明確な基準を示していない。公表基準の改善については「意見として承る」と述べるにとどめた。

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