【記事18801】揺らぐ安全神話 柏崎刈羽原発 閉ざされた扉<4> 原子力産業の実相 ムラ社会 内向き姿勢 問題拡大(新潟日報2008年6月21日)
 

※以下は上記本文中から重要と思われるヶ所を抜粋し、テキスト化したものである

 電力屋の常識からすればね、変圧器なんかどうでもいいんですよ。大事なのは原子炉なんです」。元原子力委員会委員長代理の伊原義徳(84)はそう強調してから、つぶやいた。「そして、それが世間の常識と違っていることを分かっていない」
 昨年七月十六日、中越沖地震発生直後に起きた東京電力相崎刈羽原発構内の屋外変圧器火災。二時間にわたって立ち上り続けた黒煙に対する原発関係者の反応についての見解である。
 当時、テレビで繰り返し流される火災の映像を見て「変圧器なんか、さっさと燃え尽きてしまえばよかったんだ。原子炉の安全とは全く関係ないんだから」と言い放ったのは、ある東電関係者だ。

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