[1998_04_07_01]福井震災50年 研究最前線 県内の活断層調査 規模や周期明らかに 甲楽城・山中断層 柳ケ瀬断層 敦賀断層(福井新聞1998年4月7日)
 
 ●甲楽城・山中断層
 調査の結果、甲楽城断層は、越廼村沖から海岸に沿い河野村大谷まで伸びる長さ20キロ−24キロ。活動度B級の活断層であることが分かった。(中略)
 ●柳ケ瀬断層
 柳ケ瀬断層(長さ約37キロ)は、板取から約10キロ南の滋賀県椿坂峠を境に、北側と南側では活動度に大きな違いがあることが分かった。(中略)
 ●敦賀断層
 敦賀断層(敦賀市越坂から野坂山地に至る長さ約25キロ)については、同地質調査所が96年から2年間、ボーリング調査やトレンチ調査を実施した。その結果、市街地に近い北側の約13キロは、断層そのものが存在しない可能性が高いことが分かった。一方南側は、B級程度の活動度を持ち、最近の千年以内に活動した可能性が高いことが明らかになった。

KEY_WORD:活断層_:HANSHIN_:活断層研究会:福井大学の山本博文助教授:活断層調査検討会(委員長=衣笠善博・通産省工業技術院地質調査所首席研究官):杉山雄一・活断層研究室長:TSURUGA_: