宝永噴火が再来したら・・(講演資料#26/84)
 
【島村】宝永火山の火山灰というのは、偏西風という西風にのって、東側へ向かった。この辺で70cm、60cmセンチ、1m、この辺でも10cm近くとなっている。火山灰が仮に首都圏まで来た場合には、例えば道路の白線が消えてしまう等の交通の大混乱が発生する恐れがある。健康被害も大変なことになる。肺の弱い方、病気気味の方は大変な影響がある。富士山は首都圏に非常に近いにも関わらず、首都圏の人は富士山の噴火を忘れていることが多い。
【補足】
・NHKのHPに「第7回 富士山宝永噴火のような爆発的噴火が現代に起こったら?」(藤井敏嗣氏)がある。その中の「現代に宝永噴火が起ったらどうなるか」に「[図2]現代地図と宝永火山灰厚さの分布」という図がある。