【記事55560】鹿児島県で震度5強=指宿市で男性負傷−気象庁「桜島に異常ない」(時事通信2017年7月11日)
 
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鹿児島県で震度5強=指宿市で男性負傷−気象庁「桜島に異常ない」

 11日午前11時56分ごろ、鹿児島湾を震源とする地震があり、鹿児島市で震度5強の揺れ、九州各地で震度5弱〜1の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは10キロ、地震の規模(マグニチュード=M)は5.3と推定される。この地震による津波はなかった。
 鹿児島県などによると、震度5弱の指宿市で61歳男性が落下物で頭部を負傷。けがの程度は軽く、意識もあるという。同県南九州市川辺町では崖崩れがあったと通報があった。
 九州電力によると、川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)に異常はなく運転を継続中。周辺の放射線量にも変化はないという。
 気象庁の松森敏幸地震津波監視課長は記者会見し、「揺れの強かった地域では今後1週間程度、最大震度5強程度の地震に注意してほしい」と述べた。震源は桜島の南方にあるが、「桜島を含め、周辺の火山に異常は見られない」という。
 今回の地震は地殻内で断層が横にずれて起きたとみられ、同庁は火山活動との関連はないとみている。付近では昨年12月から地震が頻発しており、今年3月には最大震度3、M3.9の地震が起きた。
 主な各地の震度は次の通り。
 震度5強=鹿児島市
 震度5弱=鹿児島県指宿市、南九州市
 震度4=鹿児島県薩摩川内市
 震度3=鹿児島県いちき串木野市、宮崎県日南市
 震度2=宮崎市、長崎県南島原市、熊本県八代市。


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