[2013_05_01_01]南海トラフ巨大地震の想定震源断層域(中央防災会議2013年5月1日)
 
防災対策推進検討会議_南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ_南海トラフ巨大地震対策について(最終報告)_南海トラフ巨大地震の地震像_1.想定する巨大地震_南海トラフ巨大地震の想定震源断層域
参照元
南海トラフ巨大地震の想定震源断層域

※引用者注:3page目を抜粋

南海トラフ巨大地震の地震像
 南海トラフ巨大地震対策を検討する際に想定すべき最大クラスの地震・津波については、平成23年8月に内閣府に設置された「南海トラフの巨大地震モデル検討会」(座長:阿部勝征東京大学名誉教授、以下「モデル検討会」という。)において検討が行われた。その結果は、モデル検討会の「中間とりまとめ」(平成23年12月)、「第一次報告」(平成24年3月)、「第二次報告」(平成24年8月)として報告されている。
 ここでは、モデル検討会で検討された南海トラフ巨大地震の地震像を概説する。

1.想定する巨大地震
 想定する震源断層域は、最新の研究成果を踏まえて作成したフィリピン海プレートとユーラシアプレートの境界面において、東側(駿河湾側)は駿河湾における南海トラフのトラフ軸(富士川河口断層帯の領域を含む。)から、南西側(日向灘側)は九州・パラオ海嶺の北側付近でフィリピン海プレートが厚くなる領域までとし、深さ方向には、トラフ軸からプレート境界面の深さ約30kmからそれよりもやや深い深部低周波地震が発生している領域まで(日向灘の領域はプレート境界面の深さ約40kmまで)とした。
 震源断層域の中で、強震断層モデルを検討する強震断層域は、プレート境界面の深さ10kmより深い領域とし、津波断層モデルを検討する津波断層域は、トラフ軸からプレート境界面の深さ10kmまでの領域も含めることとした(図1)。

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