【記事89590】関電で「先生」と呼ばれ人権教育講師に子会社顧問…高浜町元助役に利益相反の疑い(MBSニュース2019年10月1日)
 
参照元
関電で「先生」と呼ばれ人権教育講師に子会社顧問…高浜町元助役に利益相反の疑い

 関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題で、幹部クラスの人権教育研修の講師として元助役が招かれていたことがわかりました。
 高浜町の森山栄治元助役は関西電力高浜原発の誘致に協力した中心人物とされていますが、関電の役員ら20人に約3億2000万円分の金品を渡していたことが明らかになっています。
 関西電力の八木誠会長が原子力事業本部にいた2006年から2010年頃、定期的に原子力担当の幹部職員らを対象にした人権教育研修が行われ、森山元助役が講師として招かれていました。幹部らから「先生」と呼ばれ、懇親会も催されていたといいます。
 森山元助役は助役を退任した年から30年以上にわたって関電が全額出資する子会社「関電プラント」の顧問を務めていたことも新たにわかりました。10月1日、記者の取材に対し、関西電力の岩根社長は…
 「(Q子会社の顧問を務めていた?)そこについても(10月2日の)会見でご説明します。」(関西電力 岩根茂樹社長 1日午前6時過ぎ)
 関電プラントは原発などの設備工事などを請け負っていますが森山元助役は原発関連工事を手掛ける高浜町の建設会社の顧問も務めていて、受注者と発注者双方に関わる利益相反の疑いがもたれています。
KEY_WORD:TAKAHAMA_: