【記事73800】「8日に本震」ツイート拡散 気象庁 必ず起きるわけではない(NHK2018年9月7日)
 
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「8日に本震」ツイート拡散 気象庁 必ず起きるわけではない

2018年9月7日 18時13分
 6日に発生した北海道での地震をめぐって、ネット上では東日本大震災や熊本地震を例に、2日後の8日により大きな「本震」が起きるというツイッターへの投稿が拡散しています。これについて気象庁は必ず2日後、より大きな地震が起きるわけではなく、地震発生後1週間程度は常に同じ規模の地震に注意してほしいとしています。
 ツイッター上では、東日本大震災の震度7の「本震」は、平成23年3月9日に起きた震度5弱の2日後に、熊本地震の震度7の「本震」は、平成28年4月14日に起きた震度6弱の2日後にそれぞれ起きたとして、6日に発生した北海道の地震も、2日後の8日に「本震」があるとして、注意を呼びかけるツイッターへの投稿が拡散しています。
 これについて気象庁の地震津波防災対策室に聞いたところ、以下の2点を指摘しました。

▽必ず2日後により大きな地震が起きるとは言えない。
▽熊本地震では14日の震度6弱の地震の前に震度7の地震が起きていて、どれか一つの揺れを「本震」と位置づけていない。

 そのうえで担当者は「今回、震度7を観測した北海道の地震では、発生後1週間ほどは、常に同じ規模の地震に注意が必要です。いたずらに不安をあおるのもよくない。また安心しすぎるのもよくない。大きな地震の発生のあとは、常に次の地震に注意をしてほしい」と話していました。

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