[2015_11_09_02]高性能ALPSで汚染水50リットル漏えい 福島第1原発 (東奥日報2015年11月9日)
 
[テキスト文]
 東京電力は2日、福島第1原発敷地内の汚染水処理設備「高性能ALPS」で配管から汚染水約50リットルが漏えいしたと発表した。外部への流出はないという。汚染水処理を中断し、原因を調べている。東電によると、2日午前11時20分ごろ運転を始めたところ、配管の空気を抜く部分から汚染水が漏れた。社員がすぐに気づき停止した。
 汚染水の中のごみを取り除く部分につまりがあり、別の系統に切り替え再起動させた直後で、切り替えバルブが正常に作動しなかった可能性があるという。ALPSは汚染水からトリチウム以外の62種類の放射性物質を除去する設備で、高性能ALPSを含め3基ある。1基が改修中のため、今回のトラブルで稼働しているのは1基になった。
KEY_WORD:FUKU1_:東京電力:トリチウム:ALPS_: