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福島原発のメルトダウンに関し上杉隆氏が「汚名返上」

2011年3月11日の東日本大震災に伴う福島第一原発事故について、東京電力は当時から「メルトダウン」の判断基準があったにもかかわらず、そのマニュアルに誰も気づかなかったことを24日に明かした。当時東電ではメルトダウンについて「判断基準がない」と説明していたが、このマニュアルに従えば事故から3日後の3月14日には1号機と3号機でメルトダウンしていたことが明らかになっていたようだ。

これを受け、2月26日にジャーナリストの上杉隆氏はブログを執筆。『5年目の炎上終了 メルトダウン報道 「汚名返上」に感謝』と述べた。上杉氏は2011年3月12日の段階でメルトダウンについて言及していたが、これを「デマ」だと糾弾する声が多数あり、あれから年数が経過しても「震災当時にデマを流した人物」といった評価をされ続けていた。今回の東電の発表により、「汚名返上」になったと宣言した。

上杉氏は2011年3月12日にツイッターでこう述べていた。

〈【速報】 原子力安全・保安院によると、福島第1原発1号機で炉心溶融(メルトダウン)が始まった模様。放射性セシウムが検出。安全を確保して退避を。〉

ほかにも水素爆発や首都への放射能汚染等について言及すると「インチキ記者」呼ばわりされた。上杉氏はこうも述べている。

〈 内閣官房を筆頭に政府からも批判され、大手メディアからは白眼視された。だが、結果はどうか。もはや何も言うことはない。
 東電のスピンコントロールにまんまとはまり、「安全です」といい続けてきた政府の発表こそが、結果として「デマ」だったではないか〉

メルトダウンしていたことは事故から約2ヶ月後に発表されたが、上杉氏に対して「上杉氏ら、当時バッシングを受けていた人たちは、本来ならあの2ヶ月後に名誉回復されていなければならなかったはず」といった意見も見られる。

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