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周期の長い揺れ、想定超す 志賀原発、能登半島地震で

 3月に起きた能登半島地震の際に北陸電力志賀原発(石川県志賀町)で観測された地震記録を同社が分析したところ、設計時に想定した最大規模の 「設計用限界地震」による揺れを、一部の周期の長い成分では大きく上回っていた ことが19日、分かった。
 北陸電は「安全上重要な機器に影響はなく、これまでの耐震設計に問題ない」と説明している。同日、報告を受けた経済産業省原子力安全・保安院も「想定を超えているが、原発の安全に重要な施設に影響を与える揺れは短周期成分に集中している。ただ報告を精査したい」としている。
 2005年の宮城県沖の地震でも、東北電力女川原発(宮城県)で想定を超える揺れを短周期成分で観測。安全を確認するまで運転を停止した例がある。
 想定を超えたのは周期が0・37秒と0・625秒近辺の揺れ。1号機では後者で、想定していた揺れの強さを示す 加速度374ガルが、実際には 711ガルと2倍弱 になっていた。

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