[2022_08_06_01]泊原発3号機の審査でスケジュール管理が不十分と指摘(NHK2022年8月6日)
 
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泊原発3号機の審査でスケジュール管理が不十分と指摘

 北海道電力が再稼働を目指す泊原子力発電所3号機の審査について、5日、原子力規制委員会の会合が開かれ、審査が長期化する中、社内のスケジュール管理が依然として不十分だとする指摘が規制委員会側から相次ぎました。
 10年前から運転を停止している北海道電力・泊原発3号機の再稼働に向けた審査では、地震、津波、火山それぞれの影響と、防潮堤の安全性の4つの項目が焦点となっていますが、社内の専門的な人材の不足などを背景に審査は長期化しています。
 北海道電力では審査にあたって作業のスケジュール管理の徹底を図るため、ことし3月から評価の項目ごとに作業の進捗状況などを詳細に記した資料を作成しています。
 しかし、5日開かれた審査会合では、北海道電力が規制委員会に示したスケジュールについて、委員会側から社内の2つの担当部署によって説明の内容が異なり、情報共有や連携に課題があるといった指摘が相次ぎました。
 指摘に対して、北海道電力は社内の連携に甘さがあったとした上で、審査の効率化に向けて対応を強化すると回答しました。
 北海道電力では現在のところ、審査に必要な説明を2023年9月までには終えたいとしています。
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