[2022_06_14_04]泊原発訴訟で原告側も控訴“廃炉などの訴え退けられ不服”(NHK2022年6月14日)
 
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泊原発訴訟で原告側も控訴“廃炉などの訴え退けられ不服”

 北海道電力・泊原子力発電所の安全性が争われた裁判で、3基ある原発すべてを運転しないよう命じた1審判決について、原告側は廃炉などの訴えが退けられたことを不服として控訴しました。
 北海道電力・泊原発について周辺住民など1200人余りが「津波や地震への安全性が不十分だ」として運転の禁止や廃炉などを求めた裁判では、1審の札幌地方裁判所が先月、「津波に対する安全性の基準を満たしていない」として北海道電力に対し3基ある原発すべてを運転しないよう命じました。
 この判決について原告のうち570人余りは、廃炉などの訴えが退けられたことを不服として控訴期限の14日、札幌高等裁判所に控訴しました。すでに被告の北海道電力も控訴していて、原発の安全性をめぐってふたたび法廷で争われることになります。
 原告側の代理人を務める菅澤紀生弁護士は「2審では北電側が主張をしてくると思うので、十分な反論、反証をしていきたい」とコメントしています。
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