[2021_07_03_01]「泊敷地内に活断層」否定 規制委審査 8年越し結論(北海道新聞2021年7月3日)
 
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「泊敷地内に活断層」否定 規制委審査 8年越し結論

 原子力規制委員会は2日、北海道電力泊原発(後志管内泊村)が原発の新規制基準に適合しているかを確認する審査会合を開き、泊1、2号機近くを通る「F―1断層」をはじめ11本ある原発敷地内の断層について、「いずれも活断層には該当しない」との判断を示した。最大の焦点で、審査長期化の要因だった敷地内断層問題に関する北電の主張が了承され、泊原発は3号機を含めた全3基の再稼働が現実味を帯びてきた。
 規制委は2月の審査会合で、F―1断層が活断層ではないという明確な結論を出すためには追加データが必要と北電に求めた。北電は2日の会合で、地層に12万〜13万年前より新しい時代の火山灰が含まれていないとのデータを提出。規制委の担当者はデータを踏まえ、「(F―1断層がある地層は)12万〜13万年前よりも古いという信頼性と確度が高まった」と、北電の主張を全面的に認めた。
(後略)
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