[2021_08_21_01]トラブル続きの原発 不祥事、約束違反続きの関西電力が運転する原発 重大事故が起こる前に廃炉に! 木原荘林(老朽原発うごかすな!実行委員会)(たんぽぽ舎2021年8月21日) |
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原発は現在 科学技術で制御できない ◎福島原発事故から10年半になりますが、この事故は、原発が重大事故を起こせば、人の命と尊厳を奪い、職場を奪い、農地を奪い、海を奪い、学校を奪い、生活基盤を根底から奪い去ることを、大きな犠牲の上に教えました。 ◎原発が重大事故を起せば、放出された放射性物質が風や海流に乗って運ばれ、被害は広域におよびます。福島原発事故では、事故炉から50km離れた飯舘村も全村避難になり、200km以上離れた関東でも高放射線地域が見つかっています。 ◎原発事故の被害は長期におよびます。 福島原発事故では、避難された方の多くが今でも、避難先で苦難の生活を送っています。事故を起した原子炉の内部は、高放射線のためごく一部しか分からず、溶け落ちた核燃料の取り出しの目途も立っていません。 汚染された土壌の除染法はなく、ごく表層をはぎ取ってフレコンバックに保存する他はありません。 トリチウムなどの放射性物質を含む大量の汚染水が溜り続け、政府は太平洋に垂れ流そうとしています。 処理法も行き場もない使用済み核燃料 原発を運転すれば、処理法がなく、何万年もの 長期保管を要する「負の遺産」・使用済み核燃料を残しますが、その永久貯蔵どころか中間貯蔵すら引き受けるところもありません。 関西電力(関電)は、使用済み核燃料の中間貯蔵について、2018年末までに福井県外で候補地を探すと明言していました 。 しかし、その約束を反古(ほご)にして、期限を昨年2020年末に延期したにもかかわらず、原発の運転は継続し、使用済み核燃料を増やし続けました。 さらに、昨年末、またも約束を反古にし、期限を2023年末へと先送りしたのです。この先送りは、むつ市の中間貯蔵施設の共同利用の可能性を拠り所にしたものですが、宮下むつ市長はこれを否定し、猛反発しています。 関電は、何の成算も無く「空約束」し、平気でそれを反古にする、企業倫理のかけらも持ち合わせない企業であることを裏付けています。こんな企業に原発を安全に運転できるはずがありません。 以下、見出しのみ紹介します。 ・原発は老朽化すると危険度が急増 ・老朽原発の運転認可後に、想定外のトラブル、人身事故、不祥事が頻発 ・原発重大事故時、避難は不可能 避難訓練を行わなければならないほど危険な施設は原発だけ ・老朽原発運転を企むのは、自社都合のみで、企業倫理に欠ける関電 ・原発マネーにすがる自治体議員や首長 ・原発のない若狭は実現できる! ・原発全廃に前進の好機 ・原発ゼロ基本法案を実現し、原発に依存しない若狭を! ・重大事故が起こる前に原発を全廃しましょう! (8/20京都の金曜行動で配布されたチラシより抜粋) |
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