[2018_03_31_04]製品ウラン4トン 6年ぶり出荷へ 原燃、18年度上期(東奥日報2018年3月31日)
 
 日本原燃は30日、六ヶ所ウラン濃縮工場で貯蔵している製品ウラン約4トンを2018年度上期に出荷すると発表した。出荷は12年6月以来、約6年ぶり。電力会社向けで、再稼働が進む原発で使う核燃料に加工される。
 製品ウランは「三菱原子燃料」(茨城県東海村)に送り、核燃料に加工しやすいように再転換される。ウラン濃縮工場は廃葉ダクトの損傷など保守管理の問題が相次ぎ、17年9月から生産運転を停止しているが、今回出荷するのは停止前に製造・貯蔵したウランとなる。
 このほか、30日に公表した18年度の使用済み燃料専輸送計画によると、原燃は原発から出る低レベル放射性廃葉物を9774本受け入れる。高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)と使用済み核燃料は、17年度に続き施設の耐震補強工事を行うため受け入れゼロとした。
     (阿部泰起)
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