[2020_08_25_05]MOX工場補正提出 規制委に原燃(東奥日報2020年8月25日)
 
 日本原燃は24日、MOX(プルトニウム・ウラン混合酸化物)燃料加工工場(六ヶ所村)の事業変更許可申請書に関わる一部補正を原子力規制委員会に提出した。外部へ放射性物質を放出する重大事故に火災を想定し、事象の進展や対策などについて整理した。補正は13回目。
 原燃は、MOX粉末を取り扱うグローブボックス(放射性物質を密閉された状態で取り扱う設備)8基で、技術的な想定を超えて火災が起きることを前提に、発生防止や消火などの対策を説明した。また、機器が同時に故障したり作業員が誤操作を重ねたとしても、臨界事故の発生は想定できないとの内容を追加した。
 このほか、再処理工場の申請書を踏まえ構成などを見直し、約4300ページある申請書の全体を補正した。原燃の担当者は「まだ審査の途中であり、引き続き合格に向け全力で取り組む」と述べた。
  (加藤景子)
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