[2021_04_23_13]低レベル廃棄物施設 規制委に補正書提出/原燃、近く着工へ(東奥日報2021年4月23日)
 
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低レベル廃棄物施設 規制委に補正書提出/原燃、近く着工へ

 日本原燃は22日、全国の原発で発生した低レベル放射性廃棄物を埋設処分する青森県六ケ所村の埋設センターについて、安全審査での指摘事項を反映させた事業変更許可申請の一部補正を原子力規制委員会に提出した。増設する3号埋設施設は、審査合格後に保安規定の認可を受けた上で本格工事を始める。原燃の担当者は「2023年度の操業に影響がないよう工事などを進める」と述べた。
 原燃は、埋設事業を終えた後に施設を土で覆う計画だが、補正では覆土完了から300年後以降の線量評価方法などを見直した。公衆が受ける線量評価は、周辺の評価対象を漁業者から居住者に変更したほか、井戸水の飲用を除外するなど現在の生活環境に合わせた。また、すでに稼働している1号埋設施設の主要核種に塩素36を追加した。
 原燃は18年8月に事業変更許可を申請、これまで21回の審査会合が開かれた。補正内容に問題がなければ、規制委の定例会合で審議され、正式に合格が決まる。原燃は当初、3号施設の着工目標を20年度としていた。
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