[2020_02_05_01]関西電力元社長 小林庄一郎氏死去(NHK2020年2月5日)
 
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関西電力元社長 小林庄一郎氏死去

 1970年代から20年間にわたって、関西電力の社長と会長を務めた小林庄一郎氏が病気のため、4日亡くなりました。97歳でした。
 小林氏は大阪府出身で、1947年に関西電力の前身の関西配電に入社したあと、関西電力で営業や企画、秘書部門を歩み、専務や副社長を経て1977年に社長に就任しました。
 1970年代の二度のオイルショックで、国内で脱石油戦略の必要性が高まる中、関西電力は小林氏の社長時代に福井県の大飯原発1、2号機と、高浜原発3、4号機の合わせて4つの原発の営業運転を開始し、原発による発電の割合を大幅に高めました。
 その後、小林氏は1985年から1997年まで会長を務めました。
 1987年、小林氏は当時、名誉会長で社内に強い影響力を誇った、元会長の芦原義重氏を取締役会で解任し、経営を転換させたことでも知られています。この解任劇はその日付から、「関電2.26事件」とも呼ばれています。
 小林氏は電気事業連合会の会長を務めたほか、NHKの経営委員長も務めました。
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