[2022_02_11_05]むつ市が事業者に独自に課す「核燃新税」 市長が「大幅譲歩案」を市議会に説明(青森朝日放送2022年2月11日)
 
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むつ市が事業者に独自に課す「核燃新税」 市長が「大幅譲歩案」を市議会に説明

 むつ市が独自に課税することを目指している核燃新税についてです。宮下市長は、大幅に減額する譲歩案に至った経緯を市議会に説明しました。
 むつ市は、市議会の委員会で、RFS=リサイクル燃料貯蔵に対して独自に課す核燃税について、当初よりも大幅に減免する譲歩案について説明しました。核燃新税は当初、使用済み核燃料を搬入する時に、ウラン1キロ当たり1万9400円、貯蔵に関しては、1キロ当たり1300円を毎年課税するとしていました。
 譲歩案では、搬入時の課税を免除するほか、貯蔵は半額以下の620円に下げました。これは、新潟県の柏崎刈羽原発に使用済み核燃料を保管する東京電力に対して、柏崎市が課税する税額と同額です。

 【むつ市 宮下市長】
 「柏崎市長ともよく連絡を取り合い、お互い連携して核燃料サイクルを協力するという立場から、こうした額がふさわしいのではないかということで決断に至ったということであります」むつ市は、この譲歩案を事業者のRFSにすでに提示していて、3月7日を期限に協議を進めたいとしています。そして市議会の議決を経て、3月中にも総務省との協議に入りたい考えです。
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