[2021_08_24_02]むつ・中間貯蔵施設 設工認の初回分認可 原子力規制委(東奥日報2021年8月24日)
 
 リサイクル燃料貯蔵(RFS、むつ市)は23日、使用済み核燃料中間貯蔵施設の安全対策工事に必要な「設計・工事計画の変更認可(設工認)」の初回分が原子力規制委員会に認可されたと明らかにした。
 認可は20日付。主な内容は、電源車の燃料を保管する地下の軽油タンク新設など。タンクの建設には1年ほど要する見込みで、RFSは先行して工事を進めるために初回分として申請していた。
 中間貯蔵施設は昨年11月に規制委の安全審査に合格した。RFSは設工認を2分割する計画で、2回目は貯蔵設備本体など残る全ての内容を申請する。申請時期については「準備が整い次第」(担当者)としている。
 RFSは今年7月、暫定的な事業開始見込みを「2021年度」から「23年度」に延期した上で、設工認後に控える「保安規定の変更認可」の見通しが立った時点で時期を見極めるとの新たな方針を示した。
  (加藤景子)
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