[2021_02_27_03]経産相「提案の段階」/中間貯蔵共用案共産・高橋氏批判(dmenu_東奥日報2021年2月27日)
 
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経産相「提案の段階」/中間貯蔵共用案共産・高橋氏批判

 青森県むつ市に立地する使用済み核燃料中間貯蔵施設を大手電力で共同利用する構想を巡り、梶山弘志経済産業相は26日の衆院予算委員会分科会で「今は提案をしたという段階」と強調した。共産党の高橋千鶴子衆院議員の質問に答えた。
 市は25日、共用化案は「選択肢の一つ」との見解を示した関西電力に反発する3度目の声明を公表していた。
 電力各社による共同利用構想は電気事業連合会が2020年12月に公表。一方で関電は40年超運転の再稼働を期す自社原発が立つ福井県に対し、使用済み核燃料を同県外に搬出する先の候補として、むつ共用化を選択肢の一つに挙げた。
 高橋氏は「ごみだけを押しつけて再稼働するのは身勝手すぎる」と関電を批判。梶山経産相は、青森県やむつ市から、核燃料サイクルに関する懸念などについて指摘をもらったとした上で、回答へ向けて「県や市と事務的に進め方や論点の整理を行っている。関係者の理解に向けて丁寧に説明したい」と答弁した。
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