[2021_02_26_01]むつ市、関電に中間貯蔵共用案で3度目抗議(dmenu_東奥日報2021年2月26日)
 
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むつ市、関電に中間貯蔵共用案で3度目抗議

 青森県むつ市は25日、関西電力が使用済み核燃料の搬出先として、むつ市の中間貯蔵施設を電力各社が共同利用する案を「選択肢の一つ」と提示していることに対して、東京電力を通じて関電への抗議を申し入れたと明らかにした。市が反発する声明を発表するのは、13日、17日に続いて3度目。
 市エネルギー戦略課は声明で、関電に対し「地域が認めず存在すらしていない案件を、あたかも既成事実のように取り扱っている」として強く抗議し、二度と繰り返されないように東電を通じて申し入れたとしている。東電を介した理由について市は、東電が関電と同じ電気事業連合会(電事連)の会員で、むつ市の中間貯蔵事業に関する立地協定の当事者のため−と説明している。
 東電青森事業本部(東通村)の広報担当者は取材に対し、むつ市の要請について「現在検討を行っている。真摯(しんし)に対応してまいりたい」と答えた。
 関電の森本孝社長は24日、むつ市の中間貯蔵施設の共用化案を「選択肢の一つ」と提示した認識に「変わりはない」と言及。市は森本社長の発言を受け、共用化案が選択肢の一つとなるのは「あり得ないこと」「案は存在すらしていない」と、あらためて従来の見解を強調した。
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