[2021_10_08_32]樋口英明 緊急講演会 −本当は誰にもわかる原発裁判−(伊方原発広島裁判事務局2021年10月8日) |
参照元
広島地裁仮処分決定交付前に先立ち、樋口英明緊急講演会を開催しました。 参加申込者は87名でした。 (なお前日7日22時41分に関東圏でM5.7 の地震が発生、最大加速度は千葉の観測点「行徳」で179.9ガルでしたが、各地で水道管が破裂したり、交通がストップして帰宅難民が出るなど多大な被害があり、関東圏の何名かの方が欠席となりました。) ▽講演レジュメ 講演会レジュメ「本当は誰にでもわかる原発裁判−最高裁でも勝てる論理−」元福井地裁裁判長 樋口英明 ※ ※引用者注:以下にレジュメの冒頭部分(P1〜10)の抜粋を示します。 ======== 引用開始 ======== 本当は誰にでもわかる原発裁判 ー最高裁でも勝ち抜く論理ー 2021年10月8日 元福井地方裁判所裁判長 樋口英明 ・ 原発を止めるべき当たり前すぎる理由 (1) 原発の過酷事故は極めて甚大な被害(広範囲の人格権侵害)をもたらす。 (2) それ故に原発には高度の安全性(事故発生確率が低いこと)が求められる。 ->(1)(2)確立された判例法理 (3) 地震大国日本において原発に高度の安全性があるということは 高度の耐震性があるということにほかならない。 (4) しかし、わが国の原発の耐震性は低く、それを正当化できる 科学的根拠もない。 ▼ 原発の運転は許されない 図1 2号機の奇跡ー2号機は欠陥機!! 安全三原則 止める 冷やす 閉じ込める 図2 4号機の奇跡 図3 避難区域は250キロ 原発事故の被害の大きさは (福島第1原発事故 「最悪のシナリオ」) 「被害の大きさ」における原発の危険性 1 奇跡が重なって15万人余避難 2 奇跡がなければ4000万人余避難 =東日本壊滅 3 不運が重なると? 次に事故発生確率における危険は? 「事故発生確率」から見る原発の危険性 被害の大きさと事故発生確率の反比例の法則 例)・新幹線と在来線 ・大型旅客機とセスナ機 ・M9の地震とM5の地震 ・巨大隕石と小隕石 →原発の事故発生確率は低いはずだが・・・ 表1 2000年以後の主な地震 ※5115ガル --------------------------------------------------------- ★4022ガル(岩手宮城内陸地震・2008年・M7.2) --------------------------------------------------------- ※3406ガル --------------------------------------------------------- ★2933ガル(東日本大震災・2011年・M9) ★2515ガル(新潟県中越・2004年・M6.8) --------------------------------------------------------- ★1796ガル(北海道胆振東部・2018年・M6.7) ★1740ガル(熊本・2016年・M7.3) ★1584ガル(鳥取県西部・2000年・M7.3) ★1571ガル(宮城県沖・2003年・M7.1) ★1494ガル(鳥取県中部・2016年・M6.6) ★1300ガル(栃木県北部・2013年・M6.3) 1000ガル〜 17回 --------------------------------------------------------- ★806ガル(大阪府北部・2018年・M6.1) ★703ガル(伊豆半島・2009年・M5.1) 700ガル〜30回 ※700ガル ※405ガル --------------------------------------------------------- 表2 震度と最大加速度ガルの対応表 (国土交通省 国土技術総合政策研究所)URL 震度等級 最大加速度(gal) 震度7 約1500〜 6強 約830〜1500 6弱 約520〜830 5強 約240〜520 5弱 約110〜240 震度4 約40〜110 ======== 引用終了 ======== ZOOM動画 (後略) |
KEY_WORD:IKATA_:FUKU1_:HIGASHINIHON_:CHUUETSU_:IBURIHIGASHI_:KUMAMOTO-HONSHIN_:TOTTORI_:SANRIKUMINAMI_:TOTTORI2016_:OOSAKAHOKUBU_:IWATEMIYAGI_: |