[2024_04_03_04]新潟・柏崎刈羽原発7号機への核燃料装填「取りやめを」、市民団体が東京電力に要請 複合災害時の避難対策や住民説明「誠実に対応して」(新潟日報2024年4月3日)
 
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新潟・柏崎刈羽原発7号機への核燃料装填「取りやめを」、市民団体が東京電力に要請 複合災害時の避難対策や住民説明「誠実に対応して」

 13:30
 東京電力が新潟県の柏崎刈羽原発7号機に核燃料を入れる燃料装填(そうてん)を4月15日にも始めると明らかにしたことを受け、市民団体「さようなら柏崎刈羽原発プロジェクト」は2日、柏崎刈羽原発の技能訓練施設を訪れ、燃料装填を行わないよう求める文書を東電に提出した。東電側は燃料装填について「プラントの健全性確認の一環」とし、理解を求めた。
 文書では、自然災害と原発事故が重なる複合災害時の避難対策や、住民説明を行わないまま燃料装填を始めることは「住民を無視する許しがたい行為だ」と主張。柏崎刈羽原発周辺の断層の再評価や、複合災害時の住民避難の実効性が確保されない限り、燃料装填を行わないことを求めた。
 団体側は東電側との面会で「なぜ説明なしに進めるのか」「誠実に対応してほしい」などと求めた。東電の担当者は「意見は承った。回答については相談したい」と答えた。
 終了後、団体の小木曽茂子代表は「今回の議論を踏まえた回答をしてほしい」と話した。
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