[2024_04_08_07]柏崎刈羽原発、再稼働への同意要請は「時期尚早」 新潟県の市町村長から相次ぐ発言、考えには温度差…問われる花角英世知事の調整力(新潟日報2024年4月8日)
 
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柏崎刈羽原発、再稼働への同意要請は「時期尚早」 新潟県の市町村長から相次ぐ発言、考えには温度差…問われる花角英世知事の調整力

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 国が新潟県、柏崎市、刈羽村に東京電力柏崎刈羽原発の再稼働への同意を要請したことなどに対し、立地自治体以外の新潟県内首長から「時期尚早」との発言が続いている。
 県内20市の首長でつくる県市長会の中でも、再稼働に対する考え方には温度差があるのが現状だ。
 再稼働の是非を判断する花角英世知事は今後、首長とコミュニケーションを図っていくとしており、どのような形で意見をくみ上げるか注目されている。
 新潟市の中原八一市長は「県民が不安を持っている。今回の要請はやや早いと感じる」、上越市の中川幹太市長も「ちょっと早いのではないか」と、それぞれ記者会見の場で疑問を呈した。
 長岡市は原発から半径5から30キロ圏の避難準備区域(UPZ)に大部分が含まれる。県内全30市町村でつくる「原子力安全対策に関する研究会」の代表幹事でもある磯田達伸市長は3月下旬の記者会見で、複合災害時の避難の実効性などを挙げ「本当に大切な問題が積み残されている。(国や東電の)動きに違和感がある」と強調した。(後略)
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