[2024_03_15_05]日本核燃料開発で火災 ナトリウム処理中にバケツから発火 茨城(毎日新聞2024年3月15日)
 
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日本核燃料開発で火災 ナトリウム処理中にバケツから発火 茨城

 22:06
 核燃料の研究や検査を行う「日本核燃料開発」(茨城県大洗町)は15日、精密測定室でエタノールにナトリウムを溶かす作業中、使っていたバケツから発火したと発表した。放射線管理区域外で、放射性物質の漏えいやけが人はなかったという。
 同社によると、午後3時50分ごろ、社員2人で作業用設備の中で水を張ったバケツにエタノールの容器を入れ、ナトリウムを加えた瞬間に炎が発生。社員はバケツのふたを閉めたが、バケツが倒れて高さ10センチほどの炎が3カ所で上がった。通報を受けて現場を確認した消防が火災と判断した。
 同社は、原子力規制委員会から事業を請け、高速炉の事故時に冷却剤のナトリウムに起きる変化を調査。事業の一環でナトリウムの処理作業をしていた。【木許はるみ】
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