[2024_04_03_05]柏崎刈羽原発事故発生時の避難経路整備、国に改めて要望へ 新潟県の花角英世知事「6方向の放射状で逃げられるように」(新潟日報2024年4月3日)
 
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柏崎刈羽原発事故発生時の避難経路整備、国に改めて要望へ 新潟県の花角英世知事「6方向の放射状で逃げられるように」

 13:15
 花角英世知事は4月3日の定例記者会見で、東京電力柏崎刈羽原発で事故が発生した際の避難道路整備について、国に求めていた内容を精査し、具体的なルートを基にあらためて要望する考えを示した。「気持ちとして6方向の放射状で逃げられるようにしたい」と語り、原発から半径30キロ圏外の幹線道路に避難車両がスムーズにアクセスできるようにしたいと説明した。
 原発事故時の避難を巡っては、新潟県と柏崎市、刈羽村が2023年7月、国に住民避難を円滑化する道路整備を要望。北陸道にスマートインターチェンジを新設することなどを求めた。国は現時点で回答していない。
 花角知事は23年の要望は「骨格を示しただけ」と位置付けた上で、具体的な避難経路に基づいた道路整備を国に求めていく意向を明らかにした。要望時期は「できるだけ早く」とした。
 また、国が県などに再稼働への同意を要請したことに対し、県内の首長から能登半島地震の被害を踏まえ、「やや早い」「違和感がある」などの声が上がっていることについては、「首長ともコミュニケーションを図っていきたい」と話した。具体的な対話の手法は明示しなかったが「1回で終わる話ではなく、複層的にコミュニケーションを取る場はある」と語った。
 東電が4月15日にも、柏崎刈羽原発7号機の原子炉に核燃料を装填(そうてん)した上で検査を行うと原子力規制委員会に申請したことについては「安全対策工事に伴う検査の一つの工程にすぎない。再稼働議論への影響もない」と述べた。

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