[2025_02_18_02]除染土の貯蔵施設公開 環境省、搬入開始から10年 最終処分期限まで20年(産経新聞2025年2月18日)
 
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除染土の貯蔵施設公開 環境省、搬入開始から10年 最終処分期限まで20年

 18:35
 環境省は18日、東京電力福島第1原発事故に伴う除染で出た土などを保管する福島県の中間貯蔵施設を報道陣に公開し、2015年3月の搬入開始から10年となる除染土の保管状況を説明した。法律では45年3月までに県外搬出し最終処分すると定めており、期限まで20年となる。
 この日は、可燃物などを取り除いた除染土を高さ15メートルに積み上げた貯蔵現場を公開。担当者は汚染されていない厚さ60センチの土で覆うことで、放射線を99・8%遮断できると説明した。
 環境省によると、中間貯蔵施設にはこれまでに約1400万立方メートルの土や廃棄物を搬入。県内7市町村に残る帰還困難区域以外の除染はほぼ終了しており、24年度の搬入量は約30万立方メートルとピーク時の10分の1以下となっている。
 帰還困難区域のうち、希望する住民が戻るため今も除染作業が行われている大熊町の「特定帰還居住区域」で、ショベルカーを使って表土をはぎ取る作業も公開した。
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