[2026_02_07_02]トラブルが出たので「計画的に一旦停止」東京電力が独自の言葉遣い 不具合の原因も「ミス」ではないのだと (東京新聞2026年2月7日)
 
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トラブルが出たので「計画的に一旦停止」東京電力が独自の言葉遣い 不具合の原因も「ミス」ではないのだと

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 再稼働直後に制御棒関連のトラブルで原子炉を停止した東京電力柏崎刈羽原発6号機(新潟県)が、9日に再起動すると発表された。今回のトラブルについて、東京電力はかたくなに「ミス」と認めず、原子炉の停止は、約14年ぶりの稼働で制御棒で何らかの不具合があるのを想定していたとして「計画停止」と強調していた。地元住民からは「トラブルを小さく見せかける表現なのでは」との声も漏れる。(荒井六貴、浜崎陽介)

 反論 ◆「やるべきことをやってきた」から

 「設定ミスではないのか」。6日の記者会見で、そう問われた柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は「やるべきことをやってきたというのが、われわれの認識」と反論。「ミス」かどうか繰り返し問われても、認めることはなかった。

 今回の問題は、制御棒を引き抜くための制御盤で、異常な電流が流れた場合に警報が出る機能で、感度が高すぎて正常値になる前の助走段階の電流を検知し、警報が出たという。こうした事態が想定できずに検知機能を設定したのは、「ミス」のようにもみえるが、東京電力は否定している。

 表現 ◆制御棒トラブル後「想定外ではなく当社として停止を選択した」

 東京電力がトラブルを矮小(わいしょう)化するような表現を使うのは、これだけではない。今回の原子炉停止も「計画停止」と強調。ホームページでは「原因調査に時間を要する見込みで、計画的に一旦(いったん)停止し点検することとした」と掲載、わざわざ「計画的に一旦停止」の部分に下線も引いた。

制御棒関連のトラブルで原子炉を停止したことに「計画停止中」と説明する東電のホームページ

 東京電力は東京新聞の取材に「想定外ではなく当社として停止を選択した。しっかり調査するということで『計画的』になる」と説明する。
 「計画停止」に似た表現で、大雪や台風が予想される際、鉄道会社が事前に列車の運行休止を決める「計画運休」がある。これは、被害が出る可能性があるため、念のため列車を走らせないことを判断することだ。
 だが、東京電力の場合は、トラブルが起きてからの停止で、原因と考えた部品を交換しても正常に戻らず、調査も時間がかかった。「想定していた」と言われても..
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