| [2026_01_16_12]島根2号機プルサーマル発電計画 浜岡原発向け燃料使用へ(中国新聞2026年1月16日) |
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04:00 中電が説明会 時期は示さず 中国電力は15日、島根原発2号機(松江市)で計画するプルサーマル発電について、30キロ圏内の島根、鳥取の2県6市の原発担当者への説明会を松江市で開いた。再稼働の見通しが立たない中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)で使う予定だったプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使うことを明らかにした。燃料調達が早まったとしつつ、導入時期は示さなかった。 中電は、2号機でのプルサーマル発電に用いるMOX燃料の加工契約を結ぶフランスのメーカーから、浜岡原発向けに製造した燃料60体を調達できることになったと説明。「新たに製造する従来の想定に比べ、数年早く調達できる」と述べた。 また、2号機は同発電の実施に向けて08年にMOX燃料の使用にかかる原子炉設置変更許可を受け、これを前提に新規制基準の審査を経て再稼働した経緯を説明。運転方法の変更などの許可は不要とし、今後、国に設計・工事計画の認可や保安規定変更の認可を申請すると語った。 自治体側からスケジュールに関する質問があったが「原子力規制委員会の審査や燃料の輸送に早くても2〜3年かかる」と述べるにとどまった。 2号機のプルサーマル発電は、立地自治体の島根県と松江市が09年に中電との安全協定に基づき事前了解しているが、鳥取県など周辺自治体への説明は初めて。 鳥取県危機管理部の宮脇浩介参事は説明会後、「これで終わりではなく、周辺自治体の住民や議会との意見交換の場を求めたい」と話した。中電島根原子力本部の井田裕一副本部長は「自治体の意向を踏まえて説明に応じる」とした。(上田光) プルサーマル発電 原発から出る使用済み核燃料を再処理して取り出したプルトニウムとウランを加工した混合酸化物(MOX)燃料を原発で再利用し、発電すること。国が「核燃料サイクル」の一環として推進するが、中核となる国内の再処理工場は未完成。コストの課題や安全性を懸念する声もあり、今ある原発で導入済みは4基、うち現在、実施しているのは2基にとどまる。 (2026年1月16日朝刊掲載) |
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