[2019_12_05_05]原発排気筒計画見直しへ(NHK福島NEWSWEB2019年12月5日)
 
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原発排気筒計画見直しへ

 福島第一原子力発電所で、来年3月までに終えるとしていた排気筒の解体について、東京電力はトラブルが続き、大幅に遅れていることから、これまでの作業を検証した上で、計画を見直す方針を明らかにしました。
 福島第一原発では、4日まで2日間、遠隔操作の切断装置のトラブルを受けて、排気筒の高さ110メートル付近に作業員を送って人力で切断する作業が行われ、切断した部分を地上に降ろし、4ブロック目の解体が終わりました。
 東京電力によりますと切断作業を担当した作業員3人の被ばく線量は最大0.81ミリシーベルトで、今後の解体作業についてもこれまでどおり担当するということです。
 また、作業は切断装置を整備した上で、ふたたび遠隔操作で実施するとしています。
 ただ、来年の3月までに、23のブロックに分けて切り出し元の半分程度の高さにする計画だった排気筒の解体は、トラブルが続き、計画時期まで4か月を切る中、19ブロックが残っていて、大幅に遅れています。
 このため東京電力は、これまでの不備やトラブルを検証して計画を見直す方針を明らかにしました。
 切断方法や今後のスケジュールも含め、作業を担当する協力会社と協議していくとしています。

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