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女川、再稼働同意差し止め申請へ　2号機巡り住民ら
　東北電力女川原発（宮城県女川町、石巻市）の重大事故に備えた住民避難計画には実効性がないとして、原発の30キロ圏の緊急防護措置区域（UPZ）に住む石巻市民らが、2号機再稼働の前提となる地元同意の差し止めを求める仮処分を近く仙台地裁に申し立てることが7日、分かった。同意権限を持つ県と石巻市を相手取る。
　女川2号機は原子力規制委員会の審査合格が近づいている。県や市は今後、再稼働に同意するかどうかを判断するが、住民らはこれに先んじて司法手続きを取る。住民側の弁護士によると、避難計画の不備を理由に、自治体に同意しないよう求めるのは全国初とみられる。