[2019_10_15_09]進次郎環境相「調査中」除染廃棄物の流出量明言せず(日刊スポーツ2019年10月15日)
 
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進次郎環境相「調査中」除染廃棄物の流出量明言せず

 小泉進次郎環境相は15日の参院予算委員会で、台風19号による大雨や洪水に伴い、東電福島第一原発事故の除染で出た除染廃棄物を詰めた「フレコンバッグ」が福島県田村市の仮置き場から古道川に流出した問題について、これまでに6袋を回収し、4個が回収作業中だと明かした。その上で、合計でどれだけの袋が流出したかは「そこを含めて調査中」だと述べ、明言しなかった。
 立憲民主党の福山哲郎氏の質問に答えた。福山氏は、「田村市の仮置き場には2667個の袋が保管されている。回収されたもの(6袋)はそのうちの何割か」と指摘。進次郎氏の答弁に「それでは報道と同じだ。何個流れているか分からないのは、いささかショックだ」と述べた。
 進次郎氏は「環境省として、田村市と連携の上、積極的な協力をしていく。ほかに流出したものがないか、調査中と聞いている、(回収分については)容器の破損はなく、環境への影響はない」と訴えた。その上で「田村市の仮置き場だが、国や県、市や町というものを取っ払い、しっかり務めていかないといけないと思う。積極的な協力を実施している」と理解を求めた。
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