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福井・高浜町の建設会社が”５年で６倍”の売り上げ増　関西電力「３.２億円」受領問題
　関西電力の役員らが福井県高浜町の元助役から多額の金品を受け取っていた問題で、元助役に３億円を渡していた建設会社の売り上げが、５年間で約６倍に増えていたことが分かりました。
　関西電力は２７日、岩根茂樹社長ら役員２０人が、原子力発電所がある福井県高浜町の森山栄治元助役から、あわせて約３億２０００万円の金品を受け取っていたことを明らかにしました。
　関係者によると、関西電力と原発に関連する取引があった高浜町の建設会社・吉田開発が、森山元助役に約３億円を手数料として渡していたということです。
　その後の取材で、吉田開発の売り上げ高が２０１３年からの５年間で約３億５０００万円から約２１億８０００万円と、６倍ほどに増えていたことが新たに分かりました。

【関西電力・岩根茂樹社長】
「当該の方（森山元助役）が、地元の企業には関連しているということについては、ある程度の認識はあったと思っております」
　岩根社長は「見返りとなるような行為はなかった」としています。