[2019_09_02_01]保安規定違反の女川原発3号機 県など立ち入り調査(KHB東日本放送2019年9月2日)
 
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保安規定違反の女川原発3号機 県など立ち入り調査

 宮城県などは放射線量を計測する装置が1台不足し、原子力規制委員会が保安規定違反と判定した女川原発3号機の立ち入り調査を行いました。
 去年1月、女川原発3号機に設置された空間放射線量を計測する装置1台に不具合が判明し、東北電力はこれまで仮設の装置を設置し監視を続けてきました。
 原子力規制委員会から認可を受けた保安規定では114台の装置で監視することになっていて、委員会は「長期間正規の計測装置が1台足りない状態は保安規定違反」だと判断しました。
 これを受け、2日、県や女川町、石巻市の担当者らが仮設の装置で監視していた3号機の原子炉建屋に立ち入り調査を行いました。
 調査ではどのようにして放射線量を計測しているかを確認したほか、不具合の原因などについて説明を受けました。
 県原子力安全対策課・伊藤健治課長「原子力発電所は安全を第一に考えてやっていただかなければならない施設。(保安規定違反を)しっかりと重く受け止めて安全管理をしていただければ」
 東北電力は10月末までに新しい装置を設置する予定です。
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