[2019_07_22_01]「核の番人」10年、IAEA事務局長の天野之弥さん死去 72歳(毎日新聞2019年7月22日)
 
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「核の番人」10年、IAEA事務局長の天野之弥さん死去 72歳

「核の番人」と呼ばれる国際原子力機関(IAEA)事務局長の天野之弥(あまの・ゆきや)さんが18日、死去した。72歳だった。遺族の意向で葬儀を終えるまで公表を控えていたIAEAが22日、発表した。
 天野さんは東京大法学部卒業後、1972年に外務省入省。在ウィーン国際機関日本政府代表部大使などを経て、2009年に日本人で初めてIAEAトップの事務局長に就任した。
 在任中はイラン、北朝鮮の核開発問題などに尽力。また、東京電力福島第1原発事故を教訓とした原子力安全対策の構築、原子力を応用した先進医療の途上国への技術移転などに取り組んだ。
 17年に任期4年の事務局長に3選されたが、18年に体調を崩し、今月17日に任期途中での辞任を検討していることが明らかになっていた。【レスボス島(ギリシャ東部)三木幸治】

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