[2019_07_19_03]被曝線量の過小評価、計算ミスが原因…東大名誉教授の論文(読売新聞2019年7月19日)
 
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被曝線量の過小評価、計算ミスが原因…東大名誉教授の論文

 東京電力福島第一原子力発電所の事故に関する学術論文に被曝(ひばく)線量の過小評価が見つかった問題で、東京大は19日、計算ミスが原因で、研究不正はなかったとする調査結果を発表した。
 論文は早野龍五・東京大名誉教授らが2016年と17年、英科学誌に発表。福島県伊達市の住民の線量計データをもとに生涯の被曝線量を推定した。調査した東京大は、計算ミスはあったが「故意によるものとは認められない」とし、研究不正と認定しなかった。
 早野氏は同日、「不正はなかったと裁定されたが、論文に間違いがあり申し訳なく思う」とのコメントを発表した。

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