[2019_07_09_02]山口・上関原発埋め立て免許延長不許可を県に申し入れ(テレビ山口2019年7月9日)
 
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山口・上関原発埋め立て免許延長不許可を県に申し入れ

 山口県上関町で計画されている上関原発建設計画で用地の造成に必要な海の埋め立て免許をめぐる問題です。計画に反対する住民団体が、先月、中国電力が申請した3年6か月の免許の延長を認めないよう県に申し入れました。申し入れをしたのは上関原発建設計画に反対する4つの住民団体です。海の埋め立て免許の延長を認めないことなど、4項目の申し入れ書を県の担当者に手渡しました。原発建設に伴う海の埋め立ては、2008年10月に県が中国電力に許可を出しましたが、福島第一原発の事故により工事は中断されたままです。2012年10月に免許の期限を迎えた前回の延長申請では、県は中国電力に7回、補足説明を求めました。さらに「原発本体の着工に見通しがつくまで工事を再開しないこと」を求め、2016年8月に延長を認めました。今回の免許の期限は今月6日までで、中国電力は先月、2023年1月6日まで、3年6か月の延長を県に申請しました。新たな基準に基づき、埋め立て海域内で活断層の有無を確認するボーリング調査を行うため、期間を6か月、追加したとしています。住民らはボーリング調査は埋め立て工事とは無関係として、審査の対象から外すことも求めました。県側は、中国電力からボーリングに必要な別の許可の申請があった場合は、条例に基づき審査するとしました。免許の延長を認めるかどうかについて県は「土地需要と、これまで工事が完成しなかった合理的理由があるかどうかが審査のポイント」としています。

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