[2012_05_04_01]泊原発3号機検査へ 全原発が停止に(NHK2012年5月4日)
 
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泊原発3号機検査へ 全原発が停止に

 国内で唯一運転を続けている、北海道にある泊原子力発電所3号機について、北海道電力は、5日、発電を止めて、定期検査に入ります。
 この結果、国内にある原発は、50基すべてが停止することになります。
 北海道泊村にある泊原発3号機は、国内で唯一運転を続けている原発で、北海道電力は、5日の午後5時ごろから原子炉の出力を下げる作業を始め、午後11時ごろに発電を止めて、定期検査に入る予定です。
 また、6日午前2時ごろには原子炉を止める見通しです。
 国内の原発は、東京電力福島第一原発の1号機から4号機が法律上廃止されたことから、50基となっていて、泊原発3号機が停止すると、50基すべてが停止することになります。
 国内で原発の運転がすべて止まるのは、原発が2基だけだった昭和45年以来、42年ぶりになります。
 一方、運転再開を巡って、電力各社は、全国の原発19基について、再開の判断の前提となっている「ストレステスト」を国の原子力安全・保安院に提出しています。
 しかし、政府が、原発の安全性と運転再開の必要性を確認したとして、地元福井県などに理解を求めている関西電力大飯原発の2基を含めて、再開の見通しが立っている原発はありません。
 また、電力需給を巡って、関西電力と九州電力、それに北海道電力は、おととし並みの猛暑になれば電力が不足すると説明していて、国が第三者委員会を設け、検証を続けています。
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