[2012_12_08_02]津波1メートル 2万6000人避難 東北・関東、震度5弱 M7.3 重軽傷11人(朝日新聞2012年12月8日)
 7日午後5時18分ごろ、岩城県三陸沖を震源とする地震があり、東北から関東の広い範囲で震度5弱を観測した。気象庁は宮城県沿岸に津波警報を出し、午後6時2分に同県石巻市で1メートルの津波を観測した。1メートルに達する津波は、東日本大震災以降初めて。警察庁によると、逃げる途中に転ぶなどして計11人が重軽傷を負った。気象庁は余震への注意を呼びかけている。
 気象庁によると、震源地は三陸沖の240キロ付近。震源の深さは約10キロ、地震の規模を示すマグニチュード(M)は.7・3と推定される。気象庁は東日本大震災に伴う余震とみている。
 津波警報は午後5特22分に発令、午後7時30分に解除された。津波警報は、昨年4月11日に福島県浜通りを震源とする地震(M7・0)で茨城県沿岸に出されて以来。震度5弱は青森県八戸市、階上町▽盛岡市、岩手県滝沢村▽宮城県栗原市、丸森町▽茨城県常陸太田市、常陸大宮市▽栃木県市貝町。北海道から甲信地方にかけて震度4を観測した。

 原発は異常なし

 原子力規制委員会によると、東日本の太平洋側にある東京電力福島第一、第二(ともに福島県)や東北電力女川(宮城県)、東通(青森県)、日本原子力発電東海第二(茨城県)の各原発の三陸沖地震の影響について、異常を知らせる報告は入っていないという。
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