[2012_07_05_02] 大飯原発3号機が発送電再開 電力需給改善へ 9日にもフル稼働 (日経新聞2012年7月5日)
 
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大飯原発3号機が発送電再開 電力需給改善へ 9日にもフル稼働

 関西電力は5日午前7時、大飯原子力発電所3号機(福井県おおい町)の発電と送電を再開した。段階的に出力を上げ、9日にもフル出力に達する見通しだ。昨年3月の東京電力福島第1原発事故後、定期検査で停止した国内の原発の発電開始は初めて。
 大飯原発の発電開始を受け、8月の関電管内の電力不足はピーク時で14.9%から9.2%へ縮小する見込みだ。政府は3号機の安定稼働が確認できた段階で、2010年夏比の関西の節電目標を15%から10%に引き下げる。4号機も7月下旬の発電開始を目指すが、電力需給はなお綱渡りが続く。
 昨年3月から定検で停止していた3号機は1日夜に原子炉を起動し、翌2日早朝に臨界に達していた。関電の八木誠社長は「電力の安全・安定供給に向けた一歩を踏み出したと考えている。引き続き、安全を最優先に一歩一歩慎重に再稼働を進めていく」とのコメントを発表した。

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