九重山
 
九重山全景 北側上空から 2001年4月23日 気象庁撮影

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 九重山は大分県玖珠郡九重町南部から竹田市北部にかけて東西15kmにわたって分布する20以上の火山の集合で1,700m級の火山が群立している。 西部には久住山をはじめとする久住山系の山々が連なり、坊ガツルの草原をはさんだ東側の対面に大船山(たいせんざん)を中心とする大船山系の山々が並ぶ。 火山の多くは急峻な溶岩ドームで、一部は成層火山。 山体の周囲を主に火砕流からなる緩傾斜の裾野がとりまく。 岩石は主に安山岩・デイサイトで一部玄武岩。 約1,700年前に最後の大規模なマグマ噴火があり、黒岳溶岩を流出した。 星生山(ほっしょうざん)の北東側山腹には活発な噴気孔群があり、水蒸気噴火や噴気活動の活発化が記録されている。 1995(平成 7)年10月11日に星生山東山腹で噴火が発生し、熊本市まで降灰した。 火山西部には八丁原・大岳等の地熱発電所がある。 玄武岩〜デイサイトのSiO2量は51.7〜63.1 wt.% である。

 
[ リンク集 ]
 
当火山から160km圏内の原発 [ 伊方原発 ]
当火山から160km圏内の原発 [ 玄海原発 ]
Wikipedia(九重山)
九重山 - 気象庁
日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 九重山 (PDF) - 気象庁
日本の火山 九重山 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
国土地理院地図 九重山

 
[ 概要2 ]
 
・以下は「日本の火山噴火」(※)からの引用です。
 
 大分県にある九重山は九重連山とも呼ばれ、火山群の総称である。1905年以降、噴火はなく、また被害もでていないので、観光客には活火山としての意識はないだろう。ただ、いつ噴火してもおかしくはないことは留意すべきだ。
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 九重山は九重連山とも呼ばれ、火山群の総称である。この火山群は東西15kmにわたって分布する20以上の火山が集まっていて、1700m級の火山が並んでいる。最高峰は、九州本土では最高峰でもある中岳で、標高は1791mある。
 2007年、日本で最初に噴火警戒レベルが設定された火山の1つであり、以後、噴火警戒レベルは1のままである。常時観測火山であり、2007年から噴火予報と警報の発表を開始している。
 また火山の西部には八丁原発電所、大岳発電所といった地熱発電所がある。(後略)
 
※「日本の火山噴火」(島村英紀著:秀和システム:2017年4月1日)

 
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