新島
 
新島全景 南東側上空から 2000 年 10 月 2 日 海上保安庁撮影

 
[ 概要 ]
 
※以下は気象庁からの引用です。
 南北11.5km、東西3km の島。南部と北部に向山(むかいやま)・宮塚山・阿土山(あっちやま)などの流紋岩の溶岩ドーム群があり、集落のある中央部の低地は最新の9 世紀の噴火の際に、火砕物が堆積してできた台地である。北部若郷(わかごう)周辺には海中噴火による玄武岩の爆発角礫岩およびベースサージ堆積物がわずかに分布。向山(301m)は9 世紀の噴火の末期に噴出。噴火間隔は長いが、噴火すれば激烈で、火砕サージ・火砕流を生じやすい。火砕流や火砕サージは短距離であっても海面上を流走する可能性や、浅海域で噴火が始まった場合の小規模な津波発生についても注意が必要である。向山では抗火石の採石を行っている。 また、近傍の式根島においては、流紋岩質の厚い溶岩流が浅海部に流入した結果、複数箇所で二次爆発が発生した痕跡が認められる。玄武岩〜流紋岩のSiO2 量は49.5〜78.3 wt.%である。

 
[ リンク集 ]
 
当火山から160km圏内の原発 [ 浜岡原発 ]
Wikipedia(新島)
新島 - 気象庁
日本活火山総覧(第4版)Web掲載版 新島 (PDF) - 気象庁
日本の火山 新島火山群 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター
国土地理院地図 新島

 
[ 概要2 ]
 
・以下は「日本の火山噴火」(※)からの引用です。
 
 新島は南部と北部にいくつかの溶岩ドーム郡があり、集落のある中央部の低地は9世紀の噴火のときに火砕物が堆積してできた台地である。この島は噴火すれば激烈なのが特徴で、火砕サージや火砕流が発生しやすい。
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 新島は伊豆諸島の1つで東京都に属し、東京から南に約160km、静岡県下田市から南東に36km離れている。東京や下田から定期船が通い、東京からは航空便もある。
 島はサーファーや海水浴客などが多い。観光業、漁業、農業などが盛んだ。人口は、同じ村にある近くの敷根島250人もあわせて2800人である。
 縄文時代から人が暮らしていた可能性がある。また、江戸時代から1871年まで、政治犯を中心とした流人が千人以上流されてきた。
 常時観測火山の1つであり、2007年から、噴火予報と警報の発表を始めた。(後略)
 
※「日本の火山噴火」(島村英紀著:秀和システム:2017年4月1日)

 
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